ゆりみるブログ

管理人ゆいみるが百合を見て(読んで)熱く語るだけのブログです。『やがて君になる』率高いです!!たまに百合以外も見ます★

やがて君になる 遠見東高等学校生徒総会~昼の部~レポ

みなさまこんにちは。

昨日の生徒総会、とてもとてもよかったですね……すでにロスに陥っている人もちらほら見かけますが(ご多分に漏れず私もです)、少しでも記録に残しておきたいと思います。

 

と、いうことで。

毎度おなじみ? 記憶力チャレンジのコーナーです(笑)

もとい、イベントレポです。

 

イベント中に紙とペンでメモを取るということはしておりませんので、多分に記憶違いが含まれているかと思いますので、その点はご了承ください。

特に、発言者についてはうろ覚え成分多めです(名前の後ろに『?』がある所はかなり自信ないですが、それ以外も違ってたらすみません)。

 

また、どう考えても長くなりまくるので、昼の部と夜の部は記事を分けます。

それと、アニメ全話、原作7巻まで、佐伯沙弥香について1,2についてのネタバレも若干含みますのでご注意を!

 

ではどうぞっ!

 

昼の部

 

 

1.入場

堂島役の野上さんが先頭、続いて槙くん役の市川さん、侑役の高田さん、沙弥香役の茅野さん、燈子役の寿さんの順に入場。

後ろに用意されていた座席(学校の机と椅子)も入ってきた順に右から着席。

野「男二人から入ってくるとは思わなかったでしょ」

高?「どうしようかって思っちゃった」

寿?「あ、これ座席順なんだね」

 

野上さんが「よろしくおねがいしまーす」と言いながら入って来たことについて、

茅「なかなか『よろしくお願いします』って入って来るイベントないよね」

高「生徒総会ですからね!」

といった会話をしていました。

 

今回のイベントは『生徒総会』ということで、生徒会長の寿さんから開会の挨拶から始まることに。

しかも、ライブ時でも『立ち上がって』の観覧は禁止、のイベントではありましたが、ここだけは特別、ということで

寿『起立』

寿「それでは、遠見東高校生徒総会、昼の部を開演いたします」

寿『礼』

よろしくおねがいします!!!(会場からも)

寿『着席』

の流れがありました。

 

茅「なんかすごいね、みんな『よろしくお願いします』って言ってから礼したよ!」

 

2.自己紹介

高田さん→寿さん→茅野さん→市川さん→野上さんの順に自己紹介。

ハイライトとしては

茅「元気ですかー??」

客「おー!!」

茅「元気があればなんでもできる」

高「しゃくれちゃう!」

茅「私ねー、昨日『佐伯沙弥香について』の2巻読んだんだけどねー。

  ネタバレになっちゃうから言えないけど、もうねーーー!!!」

高「わかりますー!!!」

(壇上に、ささつオタクが二人おる……)

 

市「今日も、みなさんを見つめていますよ?」

 

高「続いて、野上さん」

野「はいっっっ!!!!(音が割れるレベルの大きな声)」

そのままマイクをおいて立ち上がり、

野「堂島卓役の野上翔です!!!

  よろしくお願いします!!!!!」

(マイク無しで響き渡る声……声優さんすげぇ……)

茅「すごいね」

野「発声褒められたからね!!!」

(合宿での発声練習の際に、市ヶ谷から堂島が『お前声出てるな、いいぞ』と褒められていたエピソードより)

 

3.ベストときめきシーン

キャストが選ぶ、アニメ13話の中で最もときめきシーンと思われるもの選手権。

全員分が披露されたあと、観客が拍手で投票することになった。

高「まずは、高田から」

高田さんが選んだのは『2話の踏切でのキスシーン』。

確か『この間のってなんだったんですか?』からスタートだったはず。

踏切を渡り終わり、遮断器が降りる。

前を歩く燈子の背中にぶつかって、時間が止まってキス……

の所で、槙くん……もとい市川さんが謎の実況開始。

「ここで時間が止まる」

「(キスシーンを見ながら)お、おお!」

「そして時が動き出す」

DIO様かよ!?って心の中でツッコミを入れていたのは内緒)

野上さんも、この後ろにいる男子生徒になりてー!とか言ってました。

女性陣からは、ここの男性陣の反応ってある意味新鮮!みたいな感想が。

 

高「これ、キスシーンもなんですけど、終わったあとに二人が向かい合ったままじっとしている所がいいんですよ!!

  余韻といいますか、他の人は普通通り動いているのに二人だけが止まっているあの感じが!」

茅「そうそう、こういうセリフのないシーンって、結構アニメになるとカットされちゃうことがあるんだけど、しっかり表現してくれていて嬉しい」

やが君がすごく「丁寧」に空気感を大事にしてくれているのがわかるカットでした。

 

 

 

 

次からは誰が選んだシーンかは内緒で、まず映像を流すことに。

高「ではどうぞ!」

ちなみに、

右手を頭の右上辺りに持ってきて手のひらを上に向けながらぱっと手を開いて「どうぞ」って言う

のがたまらなく可愛かったです★(細かい)

2つ目に選ばれたのは『4話のキスシーン』

椅子に座る侑、テーブルに片手をついて侑に向かって「キスしたい」という燈子、の場面がパッと映るや否や会場からどよめき(笑い?)が。

『侑、えろい』

が流れた時は歓声まで上がってました。

ここでもキャストの「コメンタリー」が面白く。

・キスした所で、(写ってないけど)槙くんは見てしまっているので「あっ!」

・その後の窓ガラス越しの外からのカットで寿さんと高田さんが「あー!だめだめー!!」

・帰り際、侑がカバンを持ち上げると出てくる槙くんの筆箱を見て『誰かの忘れ物かな?』のセリフに市川さんが「ボクです」

・口元を抑えて走り去っていく槙くんのシーンで「はぁはぁ」息遣いを追加

 

で、「えろい」の話。

寿「あれ、『えろい』じゃなくて『へろい』。

  何回も取り直したよね―、こだわりのシーン」

そこから『エロ峠』の話題に。

*エロ峠とは、市川さんが生み出したやが君のえっちぃシーンを指して言う言葉。

 生まれたのはこの4話ではなく、9話の体育倉庫の回です。

市「確かに、エロ峠、って言ったのはボクだけど、それを広げたのは野上さん。

  ぼそっと言ったのに対して、『何、エロ峠って!?』って大きい声で」

茅「声大きいからねー」

市「そしたら、みんなが『何なに??』って集まってきちゃって。

  一気に広がった感じがする」

寿?「あ、でも、元々はエロ峠はこの話じゃなかったよね」

市「そうそう、体育館倉庫の話」

茅?「じゃあ、まだ峠としてはふもとのほうだ」

市「えろふもとだね!」

高「(立ち上がって)ちょっと!まだ昼ですよ!!!エロ峠の話はやめましょう!!」

会場大爆笑。

 

3つ目のシーンは7話の名前呼びのシーン

燈『侑、体育委員の名簿ってどこだっけ』

からのいいわよ堂島くん!を経て、友澄女子は電車通学が~の話まで。

 

選んだのは野上さん。

野「何気ないシーンなんだけど、三人がお互いのことを意識し始めた、関係性が変わり始めているシーンだと思うんですよ。

  やー、青春だなー、って」

 

4つ目は沙弥香懇親の『さようなら』のシーン

千枝先輩の「ごめんね沙弥香ちゃん」から。

またもや起こる会場のどよめき。

 

選んだのは、当然茅野さん。

茅「やりきった!!!って感じだった。

  私ね、この収録が終わったあとに『佐伯沙弥香について』を読んだんだけど。

  収録前に読まなくてよかった、ってホント思ったよね。

  先に読んでたら、感情込め過ぎちゃってやばかったもん」

からの、ささつトークが始まる。

佐伯沙弥香について佐伯沙弥香の声で語る佐伯沙弥香オタクが壇上にいました……。

 

5つ目は合宿のお風呂シーン……

沙弥香の葛藤からスタートし、当然『合宿ってすごい(エコー)』まで。

選んだのはもちろん寿さん。

場面が出た瞬間笑いが巻き起こってました。

そりゃそうだ。

 

寿「これ、槙くん見てるかな?」

市「さすがにいるわけないでしょ」

野?「お風呂のシーンで、『先手』なんて言葉使わないよね」

高?「収録の時、『ここは戦場です』っていわれたんだよね」

寿「まさか沙弥香のシーンからやるとは思わなかった。

  ていうか、みんなでこれ見るってすごいよね」

茅「これさ、『すごい』にエコーかけすぎだよね」

 

投票結果は……?

全員のプレゼン?が終わり投票へ。

投票方法は拍手の大きさ。

映された順に

高田さんの2話→大きな拍手

市川さんの4話→大きな拍手

野上さんの7話→ぱらぱらした拍手

茅?「なんかさ、すごく堂島くんっぽいよね」

野「ぽいってなんすか!w」

茅野さんの8話→大きめの拍手

寿さんの11話→ぱらぱらした拍手

寿「なんかさー、私『ときめき』って意味を勘違いしてた気がしなくもない」

寿「少ないけど、一人ひとりの圧が強い!

  ありがとう!気持ちは受け取ったよ!」

 

高田さん、市川さんで決選投票

……するも、どちらも同じくらいの大きさ。

茅「これって決めないとだめなの? 2つとかじゃだめ?」

高「決めないとですね」

寿「スタッフによる判定まで少しお待ち下さい」

 

結果は、市川さんの4話になりました!

 

4.やがて○○になる話

ラジオでやっていたコーナーを実際にやってしまおういうコーナー。

内容としては、どれだけ自然にAというテーマから自然とBというテーマの会話に変えていけるか、というゲーム。

 

ラジオのパーソナリティは寿さんと高田さんだったので、そのお二人は有利……かと思いきや

寿「このコーナーになるとさー、ゆっきーって途端にポンコツになるんだよねー。

  最初はむしろ私より上手だったのに、何があったんだろう」

市「ボクがゲストに出たときも上手だったですよ(過去形で言う市川さん)」

高「ちょっとちょっと!!!」

 

高「今回はイベント特別ルールということで、制限時間は2分!

  チーム分けをしてどっちがうまくできたかで勝敗を決めます。

  昼の部は……生徒会先輩チーム(寿&茅野)と生徒会1年生チーム(高田&市川&野上)です!!」

寿・茅「やったー!」

高「ちょっと喜びすぎじゃないですか!?」

 

高「どちらからやるか、ですけど。

  ここは先輩たちにお手本を見せて貰おうと思います」

市「野上さん初めてだしね」

高「あ、そっか。いっちーはゲストで出た時一回やったけど、野上さんはやってなかったね」

野「高田さんよりうまくできるようがんばります!」

高「ちょっと!

  そんな低い目標でどうするの!!!」

野「自分で言うんかい!w」

 

先輩チームのお題

『GW』の話からやがて『生徒会役員に立候補したくなる』話になる

寿「でた!したくなる系のお題だ。

  これ難しいんだよねー」

茅「そうなの?」

寿「一番最初がカレーを食べたくなる話、だったんだけど、カレーの話にはなったけど『食べたくなる話』にはならなかったんだよねー。

  だいたい、したくなるかどうかとか、人によるじゃんねー」

高「先輩チーム、準備はいいですかー?」

寿「うん、でもやるしかないからね!」

高「ではスタート」

 

寿「GWなにしてたー?」

茅「10連休だったでしょー。

  ちょこちょこおやすみは取れてね、家のお掃除ができたよ」

寿「私はライブがあったから、それの準備でかかりっきりだったよ」

茅「あ、そっか。大変だよねそういうの」

寿「10連休もあるとさ、学生さんとか大変だよね。

  せっかく仲良くなったのにすぐ長い休みに入っちゃって寂しい」

茅「そうだよねー」

寿「学校によっては、その後体育祭とか生徒会選挙とかあって、なんだかバタバタしてるみたいだよね」

茅「らしいね。

  学生の時って、その時にしかできないこととかちゃんとやっておくといいよね」

寿「そうだね。

  生徒会とか」

茅「うんうん、そういう主張とかってさ、学生のうちじゃなきゃできないじゃん。

  よりよい学校にするとか、そういうのやってみたかったな」

寿「いいねー、私その学校行きたい!」

ビシッと指差しポーズが決まって時間切れ

(かなりうろ覚えです)

 

高「最後のポーズがいいですね!」

茅「やー、むずかしいねーー!!

 

1年生チームのお題

『合宿』の話から、やがて『おすすめのイベントグッズ』の話になる

高田さんがいるチームは不利、とのことで、だいぶ簡単めなお題になっていたとのこと。

舞台袖からグッズを乗せたカートがやってくる。

乗っていたのは、クリアファイル・Tシャツ・タンブラー・ラジオCDの4つ。

 

高「私ね、自信ある!!

  だから、任せて!!」

市・野「じゃ、じゃあついていくよ!!」

寿「それではスタート」

 

高「ちなみに」

市・野「ちなみに!?

    何にちなむの!?!?!?」

会場大爆笑。一言目からやってくれるゆっきーまじゆっきー。

高「え、えっと。

  二人は、合宿したことある?」

市・野「あるよ、あるある」

高「じゃあ、ここが合宿所でもいいよね?」

市・野・寿・茅・客(ていうか多分全員)「??????????」

高「いいよね!?」

市・野「う、うん!」

高「じゃあ、今からここは合宿所です!!!!!」

市・野「は、はい!」

そして突然始まるショートコント小芝居。

高「腹から声だせー」

野「おおおおおおおお!!!!!!(マイクオフ)」

市「おー!」

高「もっとだー!!!」

市・野「おおおお~~~―!!!(マイクオフ)」

高「はぁはぁ……いい汗かいたな。

  よし、Tシャツを着替えよう……あれ!?Tシャツがない!!!」

野?「こんなところにTシャツが!すごいいいデザイン」

市?「ちゃんとLサイズもある」

野「しかも裏には今日の日付が入ってる!!記念になる!」

高「ほんとだ!!!買わなきゃ!!」

 

高「はぁはぁ……お水を飲もう……(蛇口をひねる仕草)あ!ペットボトルがない!」

市?「こんなところにタンブラーがあるよ!」

高「タンブラー!しかも可愛い!!!」

野「今日しか買えないよ!!!」

 

クリアファイルのネタはなんだったか忘れてしまった……すみません。

最後は、なんか曲が聞きたいなー、からのラジオCDの紹介で、曲って言っちゃったどうしよう!って焦ってる感じが可愛かったです(焦るのそこじゃないよね!っ心の中でツッコミ入れました)。

 

そして気がつくと終わっている2分。

一応途中で『あと1分デス』とか流れるんだけど、勢いでしゃべっていたせいでかき消されてました。

 

終了後、椅子に座ったまま崩れ落ちる高田さん。

寿「感想は……聞かないでおこうか!

  じゃあ、判定を」

 

言うまでもなく、先輩チーム圧勝でしたとさwww

 

5.朗読劇

そして仲谷先生描き下ろしの朗読劇です。

笑いあり、でも最後はほろりと来るという最高のものでした。

 

開幕

 

映し出される生徒会室

侑「はー、劇の練習って大変ですねー」

沙「でも、明日からのほうが大変よ。

  理子先生のお知り合いの劇団の方が直接指導してださるっていうから」

侑「うえぇー」

燈「明日のためにも、夕飯作りましょう」

槙「確か、自分たちで作るんでしたっけ?」

燈「うん、その方が楽しいと思って。

  調理室借りれるようにしてあるから」

侑「メニューは決まってるんですか?」

燈「ふっふっふー。

  合宿といえば……」

侑「いえば?」

燈「カレーです!」

侑・堂「やったーー!!」

沙「カレーって、そこまで嬉しいもの??」

槙「合宿の定番って感じですからね」

堂「なんだよ、カレーだぞー?テンションあげろよー」

侑「こよみは帰っちゃったけど、食べて行けばよかったのにねー」

堂「そういえば理子先生は?」

沙「箱崎先生は残りの仕事があるから、って戻られたわよ。

  出来上がる頃に食べに来る、って」

堂「ちぇ、ずりーのー」

 

燈「それではまず、買い出しに行きましょう。

  お米はあるから、お肉と野菜ね」

全「はーい」

 

スーパーの喧騒(SE)

槙「結構大きなスーパーですねー」

沙「手分けして回りましょ」

燈「そうね、じゃあ女子が野菜で、男子がお肉で」

全「はーい」

 

女子3人にスポット

沙「さてと、野菜だけどどうしましょうか?」

侑「定番だと、じゃがいも、玉ねぎ、人参ですか?」

沙「夏野菜カレーというのもいいわよね」

燈「いいねー!」

沙「夏野菜、というと……

  なす、かぼちゃ、トマト、おくら、ピーマン」

燈「うっ」

沙・侑「??」

沙「かぼちゃ、トマト、ピーマン」

燈「うっ」

侑「ピーマン?」

燈「うっ」

侑「ピーマン、ピーマン、ぴーまん」

燈「うっ、うっ、うぅぅ……」

侑「もしかして……」

沙「そういえば、燈子のお弁当って『甘い卵焼き』『ウィンナー』『トマト味のスバゲッティ』とかだったわね」

侑「……完全に子供舌ですね」

燈「いいじゃないー!」

沙「好き嫌いなく食べないと、大きくなれないわよ?」

燈「もう十分大きくなりました!」

侑「何でも食べたからって、大きくなれるとは限らないんですよ!!!」

沙「……なんであなたが怒ってるのよ?

  はぁ、しょうがないわね、定番通りにしましょう。

  その方が失敗もないし」

燈「うん!

  沙弥香やさしい」

 

堂「あ、いたいた。

  お肉買ってきたっすよー。

  やっぱり、カレーといえば牛ですよね!!!」

男子チーム合流で全体にスポット

 

燈「さて。

  全員揃った所で、大事なことを決めなくてはいけません」

侑「ここは、カレールー売り場?」

燈「そう、カレーの辛さです!」

堂「多数決でいいよな?」

燈「じゃあ、せーの、でいうわよ。

  せーの!」

 

沙「辛口」燈「甘口」侑「中辛」槙「辛口」堂「辛口」

 

…………

堂「今、誰か『甘口』って言いませんでした?

  小糸さん?」

侑「わ、わたしは中辛って言ったよ!」

堂「おっかしーなぁ、誰か言ってたと思うんだけどなー」

燈「ま、まぁほら、同時に言ったから誰がいったかわからなかったよねー」

沙「そんなことだろうとは思ったけど」

侑「辛いのが苦手な人がいるんだったら、それに合わせようよ」

燈「そ、そうだよね!

  じゃあ、辛さは甘口、ってことでー」

堂「えー、俺辛い方が好きなのにー。

  多数決じゃなかったんすかー?」

槙「(小声で)佐伯先輩と小糸さんってさ。七海先輩に甘いよね?」

侑「な、なーーんのことかなーー??」

 

合宿所に戻って。

トントントン(野菜を切る音)

侑「野菜切ってると、なんか無心になりますよね」

燈「わかる」

侑「あれ? じゃがいもの皮むきって誰でしたっけ?」

沙「私よ」

侑「……先輩、遅くないですか?」

槙「ほんとだ、まだすごいじゃがいも残ってる」

燈「もしかして、沙弥香って……不器用?」

沙「しょ、しょうがないじゃない。

  料理なんてしないんだから」

侑「家ではやらないんですか?」

沙「家ではお手伝いさんがやってるから。

  仕事とっちゃうと悪いかな、って」

堂「え!? お手伝いさんいるんすか!?!?」

侑「お嬢様だー」

沙「お嬢様じゃない!!」

侑「あれ、でも劇の中でりんごの皮を剥くシーンありましたよね?

  大丈夫ですか?」

沙「そ、それは、特訓するから大丈夫よ!!!」

侑「私もむきますので、少しください」

沙「いいわよ! これは全部私がやるから!」

侑「え、そういわれましても」

燈「だめよ侑。

  こうなったら沙弥香は聞かないから。

  負けず嫌いだしね」

侑「それ、七海先輩にはいわれたくないと思います」

 

ぐつぐつぐつぐつ(煮込みSE)

1年生チームにスポット

堂「煮込み料理ってさー、半分以上待ち時間だよなー」

侑「堂島くんって、料理できたんだねー」

堂「まぁねー。

  でも、先輩たちがってのは意外だったなー。

  俺らでもジャンルによっては先輩たちに勝てるものがあるんだな」

侑「なんかさ、他にも特技とか趣味とかないの?」

槙「そうだなー、ボクはサイクリングが好きでよく乗ってるかな。

  知らない場所でも迷ったりしないよ」

侑「すごいねー」

堂「先輩たちとサイクリングとか行きたいなー。

  そうだ、小糸さん!

  先輩たちに、サイクリングに興味ないか聞いてよ!」

侑「えー? なんで私が―?

  自分で聞けばいいじゃんー」

堂「そんなの小糸さんが聞いたほうがいいに決まってるじゃん!」

侑「でも、急にサイクリングの話なんて変だよ」

堂「そこはさ、ほら。

  他の話題から、自然に、『やがてサイクリングの話になる』みたいにさ」

(ここでゆっきーがマイクから離れて顔を伏せたり、会場から大きな笑いが起きたり)

 

全体にスポット

沙「あなたたち、何さっきからコソコソ話してるの?」

侑「あ、あー、えーっとですねー。

  な、なんで二日目のカレーって美味しいんだろう、って話をしてましてー」

槙「(こそこそと)カレーの話から始めたけど、大丈夫かな?」

堂「(こそこそと)ここから持っていくのかなり無理がないか?」

沙「ああ、あれね。

  私よくわからないのよねー。

  ドロドロのカレーってあんまり好きじゃないし」

燈「えー?

  おいしいじゃん、溶けかけのじゃがいもとか好きよ?」

侑「そ、そうですねー。

  例えて言うなら、徒歩通学と自転車通学みたいなものですかねー」

沙・燈「え???」

頭を抱える、槙と堂島

侑「そ、そのー。

  徒歩通学だと家から近くて楽だし、自転車通学だと寄り道の幅が広がる、といいますかー」

沙「ちょっとよくわからないわ」

槙「小糸さん、それじゃただの高田さんだよ!!!」

会場大爆笑、いわれたゆっきーもマイクから外れて笑ってました。

*事前に仲谷先生に許可をとった上でのアドリブだったそうです。

 

暗転

侑「はぁ……なんか無駄に疲れた気がする」

堂「そろそろご飯もたけそうだし、そろそろできそうだな」

沙「あ!!!!!」

燈「ど、どうしたの?」

沙「大事なものを買い忘れてたわ……」

侑「なんか他にありましたっけ?」

沙「福神漬けよ!!!」

侑「あ、あー。

  でもなければないで……」

槙「しまった……ボクとしたことが!」

侑「え?槙くんそっち側!?」

燈「でもほら、福神漬けはあったらあったで嬉しいけど、なくても困らないじゃない?」

沙「(手をわなわなと震わせながら)あなたたち……それ!本気で言ってるの!?」

堂「えええー!?先輩の怒りスイッチそこですか!?」

侑「コンビニでも売ってるると思いますし!!

  ……仕方ない。

  はーい、1年集合ー。

  誰が買いに行くか決めるよー」

堂「えー」

侑「いいから。

  じゃーんけーんぽんっ」

 

侑:パー、槙・堂:チョキ

 

短く息を吐く燈子

 

侑「あっちゃー、負けちゃった」

堂「へへ、やりー」

槙「小糸さんが負けか、なんか、ごめんね」

侑「いいよ。

  じゃあ、ちょっと買いにいってきま~す」

燈「あっ……」

 

侑「えーっと、近くのコンビニは、っと……」

燈「ゆうーーーー!まってーー!!」

侑「え?七海先輩!?」

燈「待って、私も行く」

侑「はぁ、いいですけど。

  そんなに急いできたからどうしたのかと」

燈「その……ほら、暗くなってきたし一人だと危ないよ」

侑「子供扱いしないでください。

  一人でも大丈夫ですよ」

燈「だめ!!!」

侑「…………」

燈「…………」

燈「ねぇ、侑。

  手、つないでいい?」

侑「えー?恥ずかしいですよー。

  ほら、周り部活帰りの人たちだっているんだし」

燈「だって……侑がどこかに行っちゃいそうで」

侑「どこにもいきませんってば」

燈「昔……なんでもないことで身近な人が突然いなくなっちゃったことがあったから」

侑「……お姉さん、ですか……?」

燈「…………(沈黙で答えず)」

侑「……仕方ないなぁ。

  ほら、先輩、手出して」

燈「侑……」

くぅぅぅぅ(お腹の鳴る音)

侑・燈「あは、あはは、あはははは」

侑「おなかすいちゃいましたね~」

燈「そうね。

  ねぇ、侑? 夕飯の予算、どのくらい残ってる?」

侑「えっと、500円くらいですね」

燈「じゃあさ、それでおやつ買っちゃわない?

  もちろん、みんなに内緒で」

侑「わるいせいとかいちょーだー」

燈「お使いの正当な報酬デス!」

侑「それじゃ……二人だけの秘密ですね?」

燈「うん!

  侑……大好き!」

 

閉幕

 

終わってから……

朗読劇の感想。

高「こうやってまたやが君キャラとして演技ができるのが嬉しい!」

寿「ここでこうつながるのか―、って感じ」

茅?「あそこのカレーの所って、なんて言ったの?」

 

沙「辛口」燈「甘口」侑「中辛」槙「辛口」堂「辛口」

→これ、実は中の人の味の好みとまさかの一致!!!

 

高「えええーーー!!

  そんなことありますーー!?!?」

茅「だって! 事務所のプロフィール欄になんて書いてないよ!?」

高「せんせーー!!!

  カレーの好みなんてお伝えしましたっけーーー!?!?!?」

 

 

◎ちょっぴり蛇足

★カレーについて

原作4巻でちらりとだけ出てましたね。

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カレーに決まった瞬間

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作ってる所(沙弥香料理できる子にしか見えない……)

ちなみにこのあとが、お風呂ですw

 

★じゃんけんのシーンについて

実は、やが君のおいてめちゃくちゃ重要な意味を持つじゃんけん。

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私未満、冒頭より

 

原作中には、ここ以外で燈子がじゃんけんをするシーンは出てきません。

『佐伯沙弥香について2』の中で一回だけ出てきますが、その時もすごく戸惑いが見られます。

 

で。

このシーンでも、今回の朗読劇でも、ささつ2のシーンでも、必ず負けるのは『パー』。

パーそのものに意味はないと思いますが、『パーで負ける』ことに燈子は反応せざるを得ないのだと思います。

だから余計に、今回の朗読劇において、『パーで負けた』侑(大事な人)が『簡単なお使いに出かける』ことが燈子の胸をえぐったのだと思います。

 

そりゃ燈子慌てて追いかけてきますわな。

完全なるトラウマですからね……。

 

6.生徒会主催 音楽鑑賞会(と言う名のライブパート)

 

片手にギターを抱えて安月名莉子さん登場!

安「遠見東高校の皆さんこんにちわ。

  えーっと、埼玉の方の高校から来ました卓球部の安月名莉子です」

と自己紹介。

野「でっかいラケットだな!!」

市?「卓球歩なのに音楽鑑賞会来てくれたの!?」

とツッコミが入りつつも、そのままライブパートへ。

寿「舞台袖で聞いてますね!」

 

披露されたのは、『君にふれて』と『rise』。

とってもとっても素敵な歌声でした。

君にふれて、を歌われる前に、指をたてて

「君に、君に、君に君に君に君に、ふれたいとおもいます」

と言っていたのが印象的でした。

 

2曲終わったあと、

安「なんと、今回はここで終わりません。

  お二人にも歌っていただけます!

  高田さーん!寿さーん!!」

呼び声に応えて現れたのは、衣装チェンジしたお二人。

高田さんが『赤(侑カラー)』で寿さんが『薄い青(燈子カラー)』のおそろのワンピース。

めっちゃかわいい……。

安「本当は私もそっち(客席を指しながら)で聞きたい!」

と言いながら舞台袖へ帰っていきました。

 

寿「では、聞いてください」

寿・高「hectopascal!」

そして、がっつり振り付きでのhectopascal。

もうほんと、PVにしてもらったら延々と見てられるレベルで最高でした!!!!!

 

 

振付師の方の解説を貼っておきます。

……あとで、別エントリで言語化に挑戦しますがあまり期待しないでくださいねw

 

最後に遠くへ向かって行きそうな燈子の腕をガシッと掴んで引き止める侑、そして手を握る、という演出がやばくて泣きました……。

 

(追記)

安月名さんのツイートのお写真がありました。

 

7.閉会の挨拶

ということで、約1時間半のイベントも終わり。

最後は一人ひとりのご挨拶で締めくくりでした。

「また『やが君を通して』お会いしたい」

「続きをやりたい!!!」

と皆さん口々にいわれていたのが、とてもうれしくてまた泣きました(涙腺弱すぎ)。

BGMが『好き、以外の言葉で』なのもイケナイ。

イントロだけでなく限界オタクなのでw

 

最後は『生徒会長』の寿さんが閉会宣言を。

寿「また起立してもらう感じで」

野?「これ、礼してから『ありがとうございました』?」

茅?「先じゃない?」

寿?「じゃあ、それで」

 

寿「それでは、これにて遠見東高校生徒総会を閉会いたします!!

  一同、礼!!

『ありがとうございましたー!!!』」

 

会場から巻き起こる大きな拍手。

 

あっという間で最高すぎるイベントでした……。