ゆりみるブログ

管理人ゆいみるが百合を見て(読んで)熱く語るだけのブログです。『やがて君になる』率高いです!!たまに百合以外も見ます★

物語の最終回として一つの究極を見た~やが君45話感想①セリフで辿る4年半の軌跡(1/18微修正)

 『やがて君になる』がついにグランドフィナーレを迎えました(迎えてしまいました)

  カーテンコールプロジェクト、としてまだまだ色んなイベント・企画が続くようですが、物語としてはひとまず終わり。

 そんな最終回を、思うがままに熱く(るしく)語って行きたいと思います。

 

 2019.9.27。 

 44話の衝撃から約1ヶ月、そして、初めてやが君を知ってからおよそ4年(私は1巻発売時に知ったので)。

 ついに迎える最終回に、心臓がいつも以上にドクドクと鳴り響くなか迎えた夜0時。

 そこには、物語の最終回としての一つの究極の形を見た気がしました。

 

 え? おおげさ?

 いやいや、私にとってはそれくらいの衝撃を持って受け取られたのです。

 

 だってさー、どう考えてもこれだけ好きな作品、ロスるに決まってるじゃないですか―、終わった後虚脱感に襲われてしばらく何もする気にならないと思うんじゃん?

 

 それが、これ以上ないくらいの満足感、幸福感に包まれていて。

 あれから3週間ほど経った今でも、大きなロスが来ないんですよ(最終巻が出た後にものすごいロスに陥りそうで怖いですが……)。

 でも、本当にこの作品を好きで良かった、最後まで、いや、最後をやが君ストのみんなと迎えられてよかった、と心の底から思ったのです。

 

 っとと。

 まえがきが長くなってしまいましたが、そんな最終回を振り返りながら熱く語って見たいと思います。

 語りたいことが多すぎて2つに分かれますが、まずは【セリフ】に注目して行きたいと思います。

 

※仲谷先生のインタビュー(⇨こちら)を受けて、ちょっとだけ追記してます★

追記部分は青字で、修正部分は赤字で書いてます。

 

 あ、大丈夫だと思いますが。

 最終回に至るまでの全ての話、ささつなどのスピンオフ、アニメに至るまで全てのネタバレを含みますので、万が一まだ見ていない方はそちらを先に見てきてくださいね★

 

 

 

 

1.記事タイトルにつけた『4年半』

 さて、まず今回の記事のタイトルから触れて行きたいと思います。

 『セリフで辿る4年半の奇跡』としましたが、この最終回。

 全てのセリフが計算され尽くしていて、本当にすごいんです。

 それを伝えたい!! というのが今回の目的。

 4年半、というのは……連載期間、というだけではありません。

 第1話~44話で約半年、44話~45話の間に『4年』の時間が流れている、ということも含みます。

 この『4年』。45話中に明記されてはいませんが、様々な理由からそうであろう、と勝手に確信しています。

 

 で、それが本当に4年だった場合ですよ。

 連載期間が4年半、劇中の時間も4年半、となるわけで、まさに『今』の彼女たちの姿を見ることができる、というわけです。

 しかも最後のページ!! これから先に進んでいく侑と燈子を見ながら、同じ『今』を私たちも歩いていくんですよ!!!!!!!

 なにその仕様、エモすぎ……鳰先生が神すぎて眩しいです……。

 

※先生のインタビューで3年だと明かされましたので、ちょこちょこ直しマス。

2.まずは冒頭部分

 モノローグから。

 

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「特別だったあの日もあの瞬間も  はるか後方に」

 

 最後にちらっと映る『ショートカット』と思しき侑の姿、と相まって、44話の後からある程度の時間が流れていることが、これだけでわかります。

*余談ですが、このモノローグに対しての『今日もまた、特別な一日の膜が上がる』ってアオリ最高ですよね!!

 

 続いて2ページめ、少し大人っぽくなった2段ぶち抜き侑と怜ちゃんの

「バイトじゃないの?」

により、どうやら高校は卒業しているのでは? と伺えます。

 高校在学中は生徒会役員をしていたこともあり、時間に自由が効く家の手伝い=バイトだったようなので、外に出てバイトする、となるほどの環境の変化が起こっていることはわかります。

 

 早速次のページで

「卒業した高校の」と怜ちゃんが口に出すことでこれは確定となりますが。

 ちなみに、服装から春?秋?と思ってましたが、文化祭、ということで秋だとわかりますね。

 

怜ちゃんは知っている

 要所要所で侑と燈子の関係を見守っていた姉、こと怜ちゃんですが、この時点では二人が恋人同士になっていることをしっかりと知っているようです。

 一番最初に報告をしたことでしょう。

 沙弥香には(槙クンも)報告”させられた”って感じなので、侑が自ら言ったのは怜ちゃんかな、と思います。

 

「七海ちゃんによろしく」「喧嘩した?」

あたりでは、これはどっちだ!?ってなりましたが、

「一緒に住んじゃえば~」の流れで、確定しましたね。

 

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怜ちゃんは何でも知っている?

 

 先程の高校卒業してるかどうか? ってなった時もそうですが、この『一瞬迷う感じを与えるセリフ回し』はうまい!の一言に尽きますね。

 

怜ちゃんは結婚している?

 私としては、これはYESだと思っています。

 

 「実家」という言葉、「あんたたたち”も”いっそ一緒に住んじゃえば」の『も』、「怜ちゃんたちだって大学の間は別だった」と侑のセリフ、により、少なくとも、怜ちゃんとヒロくんが一緒に住んでいることは確定です。

 もちろん、同棲のセンもあるのですが、元々半分家族と同じような付き合いをしていたこと、大学を出て社会人として生活をしていること、を考えると籍を入れたと見ていいのではないでしょうか。

 

3.主要メンバーの登場

こよかわ!!

 こよみ登場! こよみかわいいよこよみ!! 目の下クマができててどよーんとした顔もかわいいです!! ひゃっほう!!

 

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こよみはどんなときでも可愛い!

 

 ……すみません、取り乱しました。

 賞をとってから早3年。

 ようやくデビュー作の発売となったようです。業界に詳しくはないですが、これは早いのか遅いのかはわかりませんが。とにかくめでたい!どこに行けば買えますか!?(落ち着け)

 まぁ、最初に取ったのは新人賞の一番下の賞、とのことだったので、そこから2~3別の賞もとって、担当さんがついて……って感じでしょうか。すでに続編の執筆を初めていることもあり、じっくり構想を練った上でのデビュー、と言ったところでしょうか。

 と、なると、やはりミステリーでしょうか?

 

「売れなかったらどうしよう……

 今書いてる続きだってもう無駄なのでは……」

 

 このあたりは産みの苦しみ、ってやつですね。もうしっかりプロの作家さんです♪

 ……鳰先生の心の声を代弁しているように聞こえなくもないです……?w

 

 1年生ズ大集合

 もちろん卒業しているので、1年生ではないですが便宜上。

 細かい会話で、人間関係がよくわかるシーンです。

 

「堂島くん、槙くん、久しぶり!」

 元々学外で遊びに行く感じではなさそうだったので、こういうイベントでもないと会わないんでしょう。でも会えば仲良しなのは変わらず、でいいですね。

 

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1年生ズ集合!

 

「槙おまえ

 いま関西だろ?」

「たまには実家に顔出せって」

 槙くん、大学生活を満喫しているようです。

 たまには、と言われるレベルで帰っていないとなると、1年生ではない、かな?

 (1年生でした! 確かに、親御さんからしたら、一人暮らし初めて1回も帰って

 きていないのは心配なのでしょう。GWは帰らなかったようですねw)

 後ろの会話で、「ここ(菜月と槙)ってはじめまして?」とあります。

 

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はじめましてな二人

 

 ……ん? 

 菜月は学校が別なので、男子チームと面識がないのはわかります。

 が、堂島と菜月は面識がある、様子……ははーん。

 堂島と朱里がお付き合いしている関係で、どこかで会ったことある、ってことだな?( ̄ー ̄)ニヤリ

 

いつかは……

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いつかは……

(わたしも先輩とのこと

 みんなに言えたりするのかな)

 43話ではまだ伝える勇気が持てなかった侑ですが、菜月が

「なーんだ

 侑の彼女の顔 見てやろうと思ったのに」

と言っていることですし、どうやら言えたようです。

 ただ、堂島くんにはまだ内緒、とのこと。

 

 4巻18話『昼の星』で、こよみの書いた脚本から配役を決める際、燈子と沙弥香の役が恋人同士、とわかると

「え

 女同士で付き合ってんの?」

と発言しています。

 その後の彼の言動から、そういったことで偏見を持つようなタイプではないのはわかりますが、それでも伝えるには相当の勇気(覚悟)が必要なのでしょう。万が一にも奇異の目で見られたら、という恐怖は少なからずあるのではないかと(そうではない、と信じていても)。

 今回の菜月のセリフから、堂島とは会ったことあるのに燈子とは会っていない、と考えると、彼女たちへ伝えられたのもごく最近なのかもしれ

 中学時代から長く付き合いのある彼女たちですら、伝えるのに3年の歳月がかかったのであれば、堂島くんが知らないのも無理のない話かもしれません。

 

※余談ですが。

この43話のシーン。ちょっと悩んでいる感じの表情を侑がしていますが(左上のコマ)、それに対して、こよみが「おや?」という表情になっています(と、私は思います)。

『侑、どうかした?』『ううん、どうもしないよ』

という、過去数度交わされたこよみと侑の会話がありますが(侑が人を好きになることについて何か考えるなり出来事が起こるなりした時に交わされる)、ここでもこよみは何かを感じとったのかもしれませんね。

 

槙くんは意外と気にしぃだった?

 意外かどうかはともかく。

「先輩と君が付き合う前

 余計なお世話を言ったなぁと思って」

 3年前のことまだ気にしてたのね!!! ってちょっとかわいい槙くんですw

 いやいや、読者の皆様はよくよくご存知ですが、超ファインプレーでしたよ、あれ!

 って伝えて上げたいところ。

 まさに「結果オーライ」でしたね。というかあの時、あのタイミングでの槙くんの言葉がなければ、むしろ今の侑と燈子はなかったと言えますしね!!!

 

4.沙弥香登

 文化祭をぐるりと巡り、劇が始まる頃、沙弥香が合流です。

 髪型も変わって、これまた素敵になってますね!

 

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沙弥香はほんと美人さんですね

 

堂島会長

 生徒会劇復活後、そのまま続いていることがわかり、さらに

「という生徒会長のお言葉で」

「堂島くんが会長って」

 堂島くんが生徒会長をやったことがわかります。

 沙弥香の反応は「いまだに信じられない」ですが、メンバーを考えると順当かと。

 侑は会長ってタイプじゃないし、槙くんこそ裏方な感じですからね。

 久世会長のようになっていなかったであろうことだけ祈りましょう(兼部ではないので大丈夫だと思いますが)w 

 

 いってらっしゃい

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いってらっしゃい

 

 侑の様子から、燈子が来たのだろうことを察した沙弥香が言った「いってらっしゃい」。

 この穏やかな表情、優しい目。

 ああもうすっかり心の中は区切れたのね、なんて思ってうるっとしちゃう一言です。

 

5.生徒会劇

 そして始まる生徒会劇。

 モノローグで綴られる言葉は、まさにやが君の全てを表しているようです。

 

「振り向けば行く船を導いて輝いている

 灯台や星の光みたいに」

 

 水、光、星。

 やが君を彩ったキーワードたちです。

 44話までの積み重ねが、一つ一つの言葉に輝きをもたせ、私達の心を打ちます。

 それを侑と燈子の二人が見守っている、というのもいいですね。

 

6.喫茶エコーと衝撃の告白

 さぁやってきました喫茶エコーです。

 3人で入ると都さんがお出迎えです。

「一階席でいいですか?」

 ……二階席の営業が行われている!!!!

 

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バイトくんまでいます!

 

 7巻36話「いつかの明日」で都が言っていた

「今は使ってない二階席も開けて」

が現実になっていました!

 もしかしたら、もう一つの野望「ゆくゆくは二号店とか……」も現実になっているかも!?

 

 たったの一言(1コマ)でこれだけのことがわかるの、すごいですよね!!

侑のタメ口と燈子の今

 七海先輩、とは呼んでいますが、喋り方は完全にタメ口です。

 あら、まだみんなの(沙弥香でも)前では『燈子先輩』ではないんだなー、なんて。

 そう思っていた時期が私にもありました……(まぁ、それは後ほどw)

 

「七海先輩すごい人気だったね

 サインなんかしちゃって」

「プロの舞台役者だものね?」

「ただのOBだよ」

 

 このあたりから、ある程度舞台役者として名前が知られだしているのだろう、と推察できます。

 「まだプロと名乗るのは」と言っているので、母校(地元)補正はかかってそうですけど。

 

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「大学の勉強できてるの?」

「た、単位は取ってるよ」

 どうやら多忙な燈子ですが、卒なくこなしているようです。

 ここ、燈子が成績を落としているのでは? と一瞬不安になりますが、おそらくそうではないと思います。

 

 ここからは完全に推測ですが、燈子が目指すもの、やりたいこと、の中に大学での勉強もきっと含まれているはず。

 それに、沙弥香からの告白の際にあった

 

「成績だって別に一番じゃなくてもいい」

「あなたが落ちたままでいるなんて思わないけどね」

「それはまあ、うん」

 

 とありますし、42話でも

 

「演劇もやるし勉強も一番を狙う

 全部やるし全部楽しいよ」

 

と言っています。

 であれば、ただ腰掛けだけで大学にいる、というものなんか燈子らしくない。

 って思うんですよねー。

 

 そこからあのセリフを考えると、

・必要な、もしくは、興味のある講義のみに絞ってギリギリの単位数ではあるものの、それに関してはきっちりと確保している

ということなのでは? と思います。

 その辺、絶対計算高い、と思いませんか?w

 

『4年』のヒント1

 さて、ここのセリフ。44話~45話の間が4年と思ったヒントの1つ目です。

 それは「単位は取っている」と回答していること。

 ここから私は、燈子は4年生ではない、と判断しました。

 何故か。

 4年生であれ「卒業は問題ないよ!」といった類の返事になるのではないか、と思ったからです。

 逆に、沙弥香としても「ちゃんと卒業できるの?」って聞くんじゃないかなー、と。

 なので、この時点で、燈子は2年or3年のどちらか、であると推察されます(侑も卒業しているので1年ではないですし)。

※ここまでの推察は合ってましたね~。最後に読み違えました!

 

3人の力関係?が見えた気がした

「車出してくれる?」

「まかせろー」 

 侑が車の免許持ってることをさらっと言いましたね。

 何気ない会話の中に、新情報入れてくる鳰先生ほんと天才。

 

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完全に尻に敷かれている?燈子

 

「今度ドタキャンしたら怒るからね」

「パフェは奢らせなさい、小糸さん」

「もう好きなだけ食べて」

 この一連の会話で、今の3人の力関係(笑)が見えた気がします。

 

 ささつ2で、今は燈子よりも侑との方が会っている、と沙弥香の言葉がありましたが、あの体育祭前の微妙にギクシャクしていたとは思えない良好で気安い関係になっています。

 燈子に対して強い侑、というのは……ある意味見慣れた光景かもしれませんがw

 

晴ちゃんショック

 やってきました爆弾発言!

 

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晴ちゃんショック!

 

「晴ちゃんって誰だっけ?」

「誰って

 佐伯先輩の彼女」

 

 燈子知らないんかーーーい!!!!!

 まぁ、うん、言いにくい、よねぇ……?

 侑と沙弥香の気安さがここまできている、というのもなんだか面白いものです。

 41話の、ぱちんむにむに、あたりから急速に距離が縮まったのかもしれませんw

 

 ちなみに、その光景を見て「くすくす」笑っている都さん。

 きっと、沙弥香から『晴ちゃんの話』も『燈子に言っていないこと』も、全部知っていそうな気がします。

 

※ささつ2の時間軸で考えると、大学2年の春に晴ちゃんと出会って、夏くらい?(ささつ3で明かされるでしょう)に付き合うことになって、侑に報告。燈子になかなか言い出せないまま文化祭、って感じでしょうかね~。

 

7.侑と燈子

燈子先輩

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つまり普段は……?

 沙弥香と別れて二人っきりで懐かしの道を歩きます。

「私のこと「燈子先輩」だって」(*だぶん、七海先輩の誤植⇨コミックスでは直ってましたね

「高校からの付き合いの人の前だとさー」

 との会話。

 つまり、高校からの付き合いの人の前『じゃない場合』は?

 おそらく『そう』なんだろうなー、というのがよく分かる一コマ。

 

大事な話

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 やが君という物語における、キープレイスである河原。

 けれど、今は何気ない日常のちょっとしたことが『大事』になっている、という示唆が隠されて……いるかどうかはわかりませんが、二人が隣に並んで歩いていることそのものが大事なことなのだというのがわかります。

 

 あと、これは半分憶測ですが、この後『泊まる』⇨『お風呂の洗剤を買って帰る』の流れが、一緒に住んではないけどほぼ同棲してるようなもんだよね!!(興奮)となりました。

 『4年』のヒント2

 自分が何に向いているか、との燈子の問いかけに対して侑が就活の話を返します。

 就活、となれば少なくとも侑は1年生ではない、と思われます。

 と、なれば2年or3年。

 けれど、ヒント1で燈子も2年or3年であるだろう、と推測しました。

 であれば、(燈子が1浪しているとも思えないですし)侑が2年生、燈子が3年生、でファイナルアンサーです!

 ※ところがどっこい、侑ちゃん1年生でしたっ!

 1年の秋にもう就活の案内が来るって、なかなか大変ですなぁ……

何になってもいいよ

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 大人の包容力を見せる燈子さん。そういうとこやぞ!

 しかし、本編でもやもやし続けた身としては、こうやって変わった燈子を見ると感慨深いものがあります。

 

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変わるけれど変わらない


 44話でも燈子はこう言っていました。

 変わり続けていく、けれど二人であることは変わらない。

 だから安心してなんにでもなっていいよ、とそういう言葉なのだと思います。

 

燈子も

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燈子も

 それに対して侑の返答も、同じ。

 お互いの信頼が、愛の深さが伺い知れる会話です。

 

 で。

 シレッと燈子呼びしとるやん!!!

 ここまで引っ張って引っ張って、けれどそう呼ぶのが本当に自然であるかのようにさらっと出てきました。

 過剰な演出がない分、かえって印象が強くなるそんなタイミングだと思います。

 

行こっか

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そして二人は歩いていく

 細かくは、感想その②シーンで追いかける編で熱く語る予定ですが。

 ラストシーン。

 お互いに見つめ合い、手をつないで歩き出します。

 4年半の連載を経て、侑と燈子の物語の時間は、読者と同じ時間に追いつきました。

 そして、二人はまっすぐに歩いていく。

 そんな二人を見ながら、私達も前に歩いていくんです。

 

 こんなラストシーン、最高すぎて涙が止まりません!!

 

※実際には3年なので、1年ずれますが、それでも未来に向かって歩いていく彼女たちと同じ時間を進んでいく、と考えることのできる最高のエンディングであることに変わりはありません。